著者:ミヒャエル・エンデ
この本はしずけさとユーモアの中に出てくる本として気になっていました。
本をそこまで読まない妻が「昔読んだことある!家にあるよ。」といってたので、「え?そんな偶然があるか?」と思ってこれは読むしかないと思いました。
主人公のモモは、人の話を聞いて人の心を穏やかにする。
そんなモモは特別なことをしているわけではなく、ただ目の前の人に寄り添うだけなのです。「自分もそういう人間になりたい」と、ここ最近会った人の影響だけど、そう思います。
いざ自分を振り返ると、モモのように相手の心に寄り添うことができているだろうか?相手の言葉に自分が反応して、あれやこれや考えていないだろうか?
僕はめちゃくちゃ考えてしまっているな(笑)とこの本を見て反省します。
自分があれやこれや考えたと思った瞬間には相手の話に意識を戻して、「聞く姿勢」を正しているつもりです。
まあ人間だから仕方がないと思う一方、相手の話をしっかり聞かねば!と思う自分。いつも僕はこんな感じで揺れているように思います。
それに悩みすぎないようにすることもこの本のメッセージだとも思います。
僕は「相手の話をしっかり聞かねば!」とよく自分に枷をつけてしまうほどのクソまじめな性格です。「しなければならない」「こうあらねばならない。」という考えを持てば持つほど、僕たちはいつのまにか、でてくる灰色の男たちに何かを奪われているのかもしれない。
そう思いました。効率にとらわれ、結果を重視するほど、窮屈になっていくものがあるのかもしれない。だから自分は、家庭教師として生徒さんが窮屈になりすぎないように十分注意を払って教えていきたいと考えています。
気になった言葉
人間というものは、ひとりひとりがそれぞれのじぶんの時間を持っている。そしてこの時間は、ほんとうにじぶんのものであるあいだだけ、生きた時間でいられるのだよ。
モモ 著者:ミヒャエル・エンデ
人間には、時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。
モモ 著者:ミヒャエル・エンデ
時間は自分のものだったのだろうか。よくわからない。いつのまにか時間がすぎていて、生きた時間でない時間をたくさん味わっているように思う。最近は生きた時間を過ごしていることが多いと感じる。自分の心にちょっと正直に生きるようになったからかもしれない。これからも心に余裕を持っていきたい。そうである方がよりよい文章がかけそうな気がします。
小学生5,6年生以上と本のカバーに書いてあるのに、大人でも子どもでも誰でも楽しめるような内容でした。
今回のタイトルですが、あるキャラクターが言ったセリフを真似てみました。
ぜひ、気になる方は読んでみてください!!
それと最近「もも」という言葉に縁があり、面白いと思ったので、紹介させていただきます。
僕の師匠の尊敬する兄弟子さんに、「香川でこういう場所があるよ。」とおすすめしていただいた、子どもたちの学びの場を提供している場所があります。今ではそこで少しばかり働かせていただいてるのですが、
そこの名前が「まなびやもも」です。
最近始めた新聞の配達、200近い家に新聞を配達するのですが、唯一、一軒だけ犬がいます。その犬は原付の音が怖くて逃げていくのですが、こちらの様子をうかがってきて、可愛いのです。
先日たまたま飼い主の方が、散歩にでかけていくところに遭遇し、その方が挨拶をしてくださったので、「おはようございます。その子、なんという名前なんですか?」と質問したところ。
「ももです。」と
「ええ!?」と驚きました。毎日僕を癒してくれるこの犬の名前は
「もも」だったのです。
なんとなく、僕はももに縁があるのでしょうか笑
面白かったので、書かせていただきました。とりあえずこの縁を大事にしていこうと思います!!
もしも、ご購入の際は、こちらのステキな本屋さんからも購入できます。